2006年11月23日

セフトリアキソンナトリウムの副作用で重度の肝障害

感染症の治療薬で副作用?3人死亡

 感染症の治療に使う抗生物質「セフトリアキソンナトリウム」の副作用とみられる重い肝臓障害で死者が3人報告され、厚生労働省は21日、医療関係者に対し安全性情報を出して、この薬の使用に注意を促した。

 セフトリアキソンナトリウムは、敗血症などの重い感染症の治療に、注射や点滴で使う薬。これまでも肝機能障害などが報告されていたが、過去3年間で50代男性、80代男女の3人が、薬の使用後に劇症肝炎で死亡した。年間で推計約104万人が使用している。

 このほか、パーキンソン病やA型インフルエンザの治療に使われる「塩酸アマンタジン」で、過去3年間で副作用とみられる全身性のけいれんが9例報告されたため、薬を排せつしにくい重い腎臓障害がある患者に対する投与を禁止した。

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 菌血症というのは、菌が血液に入ることを指しまして、敗血症というのは、全身に菌がまわった状態を指します。つまりかなりヤバイということです。やはり薬ですから、肝臓で無毒化の処置をうけるわけですが、その段階で肝臓の機能を障害してしまうようです。

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posted by さじ at 00:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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