強い衝撃で髄液が漏れ、頭痛などの原因につながるとされる「脳脊髄液減少症」で、脳神経外科医らの研究会(代表、篠永正道・国際医療福祉大熱海病院教授)が、診断・治療の暫定的なガイドラインをつくり、17日に発表した。
主な症状は首の痛み、めまい、耳鳴り、疲れなどで、「起きあがって3時間以内に悪化することが多い」としている。診断には放射性同位元素やMRIを使った画像撮影を、治療では、約2週間安静にして十分な水分を取ることや、漏れたとみられる場所に患者から採った血液を注入し、固めてふさぐ「ブラッドパッチ」を勧めている。
会見した篠永さんは「交通事故の後遺症で苦しんでいる患者は多く、診療に役立ててほしい」という。同症は未解明な部分も多く、1年ごとに改定する考えだ。
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まずはこちらを御覧下さい。
医学処 交通事故の衝撃で髄液が減ると脳脊髄液減少症になる。
医学処 子供の脳脊髄液減少症に対する知識と理解を身につける
医学処 脳脊髄液減少症の研究が加速。適正治療法解明なるか
その誤解される症状から、認知度が著しく低かった脳脊髄液減少症です。しかし今年はその治療法などを始めとした様々なアプローチで、有名になりつつあります。誰でも起こる病気ですので、国民の理解と、医療機関における適切な治療が必要となっているのです。
トラックバックありがとうございました。
暫定的ではあるもののガイドラインが出来たことで
私を含め髄液漏れで苦しんでる方々にとって
少し希望が持てる気がします。
ただ交通事故との因果関係の認否はまだまだ時間を要する気がしますが…
そうですねぇ。まだまだ臨床的なデータが足りないのが実情ですので、どういったときに髄液漏れがでるのか、といったことがいまいちつかめていない感がありますね。
この病気は、これから大きく発展していくものだと思います。時間はかかるかもしれませんが、きっと良くなると思いますよ。