2006年11月16日

ブドウの種子に含まれているプロアントシアニジンに抗がん作用

ブドウのたねが癌を防ぐ

 ブドウ種子抽出物に大腸腫瘍の成長を妨げる作用があることが、培養細胞およびマウスを用いた研究で示された。米コロラド大学健康科学センター(デンバー)薬学部門教授Rajech Agarwal氏らのチームによると、マウスにこの抽出物を投与したところ、進行性大腸腫瘍に44%の縮小がみられたという。

 研究チームはさらに、ブドウ種子抽出物が癌の成長を妨げる機序も突き止めた。細胞周期を「凍結」させ、癌細胞の自己破壊を引き起こす腫瘍内の蛋白「Cip1/p21」の作用が、ブドウ種子抽出物によって高められるのだという。この知見は、医学誌「Clinical Cancer Research」10月15日号に掲載された。

 Agarwal氏らは過去の研究で、別のタイプの腫瘍でもブドウ種子抽出物に抗癌作用がみられることを示している。ブドウの皮や種には、プロアントシアニジンという抗酸化フラボノイドが豊富に含まれている。

 ただし、今回の結果について「今すぐブドウ種子エキスを買いに走るよう勧めているわけではない」とAgarwal氏は述べている。用量や副作用については不明な部分が多く、むやみに利用するのは危険だという。ブドウ種子抽出物が癌を縮小させることと、その機序を明らかにした点でこの前臨床試験は価値のあるものだが、ヒトの癌の治療法および予防法として試験を実施するまでには、さらに多くの研究が必要とのこと。


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 おそらく人が効果を挙げるには、例によって何百倍もの濃度と量を投与しなければいけないんでしょうが、効果があると実証されただけでも一歩前進です。

 ちなみにこのプロアントシアニジンですが、既に商品として売られているようで。効果が定かではないのですが、以下のような効果がある「らしい」、と。

・抗酸化作用
・抗がん作用
・血管の弾力性を回復させ、毛細血管の浸透性を高める
・コラーゲンの強化
・良性の脂肪酸の生成を促進
・炎症を起こした細胞組織の修復の援助
・視力と網膜に対する栄養学的サポート
・月経前症候群に関連した症状に対する栄養学的援助
・関節炎の症状の緩和
・静脈癒の症状の改善
・花粉症と喘息に対する栄養学的サポート

 よくもまぁこんなに挙げたものだと感心してしまいますが、他の健康食品と同様、「だから飲めば癌が治る」とかそういう類の商品ではないので、購入を検討されている方は慎重に。

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posted by さじ at 01:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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