東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)で腎不全の治療を受けていた60歳代の男性患者の体内に、ステンレス製ワイヤが約1年間にわたって残されていたことが9日、わかった。
同病院では、男性に対して謝罪し、ワイヤを摘出した。男性の容体は安定しているという。
同病院によると、男性は、昨年8月、腎不全で入院し、水分を補給するために、左足の付け根から、医療用の管を静脈に挿入する処置を受けた。
その際、血管内に管を導き入れるためのステンレス製ワイヤ(約60センチ)を差し込んだが、担当の医師が管の挿入後に、ワイヤを抜き取るのを忘れたという。男性はそのまま約1か月後に退院した。
今年9月になって、男性が胸の痛みを訴えて、都内の別の病院を受診し、静脈内にワイヤが残っていることが発覚。青戸病院が摘出手術を行った。
挿入後に撮影されたエックス線写真にはワイヤが写っていたが、医師は見逃していた。臼井信男院長は、「今回の事故を防げなかったことを深く反省し、さらに院内の医療安全管理対策を見直したい」としている。
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また青戸病院か。
青戸病院といえば世間に大きなインパクトを与えた腹腔鏡事件が記憶に新しいです。が、再度医療ミス。しかも弁護の余地がないようなアレですねぇこれは。慈恵の医者は疲れすぎなんでしょうか。
医学処 慈恵会医大青戸病院腹腔鏡事件の判決公判が15日に
医学処 青戸病院腹腔鏡事件で長谷川太郎、斑目旬、前田重孝に執行猶予付きの禁固刑
60cmのワイヤーを残されたほうもたまったもんじゃありませんね。再発防止を心がけてもらいたいものです。
tomoといいます
トラバありがとうございます
『慈恵の医者は疲れすぎなんでしょうか。』
っていうさじさんのコメントに思わず苦笑しちゃいました。
どうしてこんなことがおきるんでしょうねぇ。
医学系ニュースが豊富ですごい面白いblogですね。
また遊びにきます。
では
慈恵の青戸病院がどれほどハードワークなのかは分かりませんが、それでもミスをしない程度の余裕は欲しいところです。もし2,3夜の徹夜が当たり前という環境なのでしたら、そうしてしまった病院と、そうさせた厚生労働省の責任ですので、医師本人を過度に責めることはできません。しかしこう何度も続くとやはり病院の体制の問題じゃないかなぁという気がしますね。
またコメントして下さい。お待ちしております〜。
が、ミスを怖がるのが今の日本の現状ですよね。いや、ミスは怖がってもいいんですが、その後のケアといいますか。一度ミスったら一生レッテルを貼られるような気質はなんとかしていかなきゃなぁと思います。難しいところですが。
医療ミスすると自身を追い込むため更にミスの確率が上がる
http://venacava.seesaa.net/article/24852795.html