2006年11月09日

脱法ドラッグを規制対象に。ラッシュや5−MeO−MITPも取締り

関大生転落死の脱法ドラッグ仕入れ先逮捕

 大阪府吹田市のマンションで7月、脱法ドラッグを服用した関西大法学部2年の男子学生(19)が転落死した事故をめぐり、吹田署は9日、薬事法違反(無許可販売など)容疑で大阪市中央区のアメリカ村の雑貨店「HIT」経営山田達也容疑者(36=愛知県春日井市)ら3人を逮捕した。

 調べでは、山田容疑者らは7−9月、アメリカ村の雑貨店「クロスボーン」経営永田智昭被告(30=同法違反罪などで公判中)ら3人に、通称「5−MeO−MIPT」と呼ばれる幻覚作用のある成分を含む脱法ドラッグなど10個を計約3万円で無許可販売するなどした疑い。

 学生の友人らがこの脱法ドラッグをクロスボーンで購入し、学生が服用して転落死した。

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 この事件のことですね。

医学処 関西大学でマジックマッシュルームを食べ、飛び降りて死亡。

 その後続報にて、「マジックマッシュルームではなく、5−MeO−MITP(ミプティ)だった」という情報がありました。

 「5−MeO−MITP」(ミプティ)は麻薬取締法で規制対象外になっている脱法ドラッグ。男子学生が服用した薬物は当初、色などから麻薬の「マジックマッシュルーム」とみられていたが、マジックマッシュルームに含まれる麻薬成分「サイロシビン」「サイロシン」は学生の体内などから検出されなかった。 


 そして、次のニュースです。どんどん厳しくなっていきますね。まあ死者を出したんですから当然ともいえますが。薬物に依存しても人生良くなりゃしませんよ。別の方向にエネルギー使っていきましょうや。

脱法ドラッグ33種を指定 厚労省、ラッシュ成分など

 麻薬に似た幻覚症状や性的興奮をもたらし、若者の間で乱用が問題化している「脱法ドラッグ」の輸入や販売を禁止するため、厚生労働省は9日、「ラッシュ」(通称)などに含まれる33種類の薬物を規制対象とすることを決めた。同日開かれた専門家による部会で了承された。

 来年4月に施行予定の改正薬事法で「指定薬物」として扱い、治療や研究目的以外で輸入、製造、販売した場合には5年以下の懲役か500万円以下の罰金が科せられる

 今回指定されたのは、亜硝酸イソブチル(「ラッシュ」の主成分)、PMMA、サルビノリンA、7月に大阪府内で大学生が服用後にマンションから転落死した5−MeO−MIPTなど。インターネットやアダルトショップで芳香剤、ビデオクリーナーと偽って売られ、現行の薬事法では取り締まりが困難だった。

 厚労省は「今後も(摘発を逃れるために)化学構造をわずかに変えた薬物が出回る可能性が高い」(監視指導・麻薬対策課)として、新たな薬物が見つかれば指定薬物に追加する考え。

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posted by さじ at 22:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
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