日本医科大病院(東京都文京区)の集中治療室に入院中の患者11人から多剤耐性細菌のアシネトバクターが検出された。うち6人が死亡したが、病院は「もとの病気が原因で院内感染との関係はない」と説明している。
同病院によると、2月16日に集中治療室に入院していた60代男性患者の血管カテーテルから菌が検出された。5月7日までに他の入院患者10人のたんや血液からも菌を検出。うち6人が亡くなり、現在も男性患者1人が入院している。感染経路は不明という。
病院は、職員の衛生管理や機材の消毒などを徹底したが、感染者数が10人を超えたため、今月2日に都や文京保健所などに報告。8日にホームページで公表した。同病院では2010年にも、高度救命救急センターで入院患者14人からアシネトバクター菌が検出された。
対策してもしても出てしまうのが院内感染。病院側が悪いわけじゃないんですけどもね、もともと病気で免疫力ガクっと落ちてるわけですし。多剤耐性菌とはいえそこらへんにいるわけで。まぁこれ以上増えないように徹底した管理が必要なんでしょうけれども。大病院である以上院内感染とは常に闘いなんでしょうねぇ。