日本不整脈学会は、ペースメーカーなどの医療機器を植え込んだ患者が亡くなった際の取り扱いの明確化に着手した。まず、ペースメーカーなどを植え込まれた遺体の火葬拒否がどれくらいの割合で起きているのかを明らかにするため、全国の火葬場を対象とした実態調査を月内にも開始する。
不整脈の治療に使われるペースメーカーや植え込み型除細動器は、急激に加熱されると破裂する危険性があり、火葬場によっては、植え込まれた遺体の火葬を拒否しているという。一方で医師側でも、遺体からペースメーカーを取り出すかどうかは意見が分かれている。
同学会では、実態調査の結果を踏まえて、火葬場を所掌する厚生労働省に要望書を出し、省としての指針を通知するよう働きかける。また、ペースメーカーなどを扱う企業団体と協力して、火葬や取り出しに対する考え方をまとめ、学会の会員医師らに周知する。
悩ましいものですね。確かに火葬に問題が出るなら取り除いたほうがいいとは思いますが…うーむ。