厚生労働省は健康保険組合などの医療保険運営者に対し、08年度以降に健康保険証を世帯単位の紙タイプから個人単位のカード型に切り替える場合、保険証に二次元バーコードを印刷するよう義務付ける。
バーコードには患者情報を記録でき、医療機関が氏名を誤ってレセプト(診療報酬明細書)に記入するといったミスを防げるという。10年度にはすべての保険証を個人単位化し、バーコードを添付させる。
二次元バーコードは縦、横2センチ程度で、加入者の保険証番号、氏名、性別や生年月日、血液型などを書き込む予定。政府は11年度当初に医療機関がオンラインでレセプトを提出できるシステムを構築する方針で、新保険証と連動させれば保険証の期限切れも即座に把握できるという。将来は患者の治療情報を集積し、どんな医療機関にどんな患者がかかっているのかといった分析をすることも視野に入れている。
二次元バーコードの添付は、保険証の個人単位化とセットで進める。個人単位化は01年度に健康保険法の細則で定められ、中小企業中心の政府管掌健康保険は03年度からカード型へ移行した。
しかし、同法は旧式保険証の交付も認めたため、市町村の国民健康保険や、大企業中心の健康保険組合では依然8割近くが世帯単位の旧式だ。旧式では家族が同時に別の医療機関で受診する際に不便なため、厚労省は保険証を1人に1枚ずつ交付し、受診しやすくすることも目指す。
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確かにカード式のほうが便利ですね。加えてカードのほうにもデータを入力できればこれほど便利なものはないでしょう。個人情報がどうたらといろいろうるさい気もしますが・・・。
ちなみにこれはどうなったんでしょう?
医学処 厚生労働省が健康保険証に臓器提供の意思表示欄を設ける