富士フイルムは21日、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)の画像を3D(立体)で表示する診断システムを世界で初めて発売すると発表した。診断の精度向上や診察時間の短縮が期待できるという。
新システムは、同社製のがん検査用エックス線撮影装置を使って乳房を2つの角度から撮影する。専用の高精細モニターに画像を映すと、立体的に検診できる。26日に発売し、価格は1500万円。
2次元型のマンモグラフィーでは、乳腺としこりの重なりを判別するのが難しく、画像分析にも時間がかかるため医師の負担も大きかったという。富士フイルムは、医療事業を強化しており、オリンパスに対して資本・業務提携を提案している。
これで見落としがなくなり、いわゆる「鑑別」が容易になるのでしょう。技術の進歩で乳癌予防、大事ですね。