2006年10月21日

病院内の保育所で、うつぶせ寝で乳児死亡。

[うつぶせ死]病院内保育園で 母親真実の解明を求る 東京

 東京都板橋区の都立豊島病院の院内保育園で今年7月、同病院の看護師(当時)の長男で生後9カ月の男児がうつぶせに寝かされ、死亡していたことが分かった。乳幼児を長時間うつぶせ寝にすると窒息死などの危険があり、母親は園にあおむ向けに寝かすよう頼んでいた。しかし男児は意識不明の状態で発見されるまで約1時間、うつぶせ寝で放置されていた。「病院の保育室は安全と思っていた自分の甘さが悲しい。親として本当のことが知りたい」。母親は悲嘆にくれながらも真実の解明を求めている。

 園を運営していたのは、保育士などの人材派遣会社「テンダーラビングケアサービス」(東京都中央区)。同社は今年度から、同病院など都内8カ所の都立病院の院内保育事業を都から受託している。

 同社が都に提出した事故報告書によると、7月19日午後1時半ごろ、昼寝中に泣き出した男児を保育士がうつぶせにして布団に寝かせた。約1時間後、別の保育士がうつぶせ寝のまま男児がぐったりしていることに気付いた。男児は院内の集中治療室(ICU)に運ばれたが間もなく死亡した。

 司法解剖では「肺に炎症があった」とされた。しかし母親が開示請求したカルテには、男児の鼻腔には搬送時、凝固したミルクが詰まっていたことが記載されていたという。

 乳幼児を長時間うつぶせ寝にすると、布団で鼻口がふさがったり吐いたミルクが詰まって呼吸できなくなる危険がある。同社は報告書で「0歳児にはあおむ向け寝を徹底している。(うつぶせ寝にしたのは)保育士個人の判断」と、同社の保育士への指導に問題はなかったと弁明している。

 都病院経営本部は同社の報告を受け、安全管理の徹底を指導した。だが、「過失の有無は特定できていない」として同社への行政処分や契約解除の動きはない。

 病院や保育園でうつぶせ寝の乳幼児が死亡した事故では施設側の管理責任が問題となるが、98年1月に都立八王子小児病院で起きた事故では、東京地裁八王子支部が04年4月、「継続的に観察していれば救命の可能性があった」と死亡との因果関係にかかわらず病院側の過失を認定する初の判断をした。このケースでは都が控訴を見送り、1審判決が確定している。

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 うつぶせ寝は、成人にとっては健康に良いようです。日野原重明先生が言うところによると、うつぶせに寝ることで酸素を肺の奥まで行き渡らせることができるとか。動脈血酸素濃度を高めたい時にはうつぶせで寝たほうが全身に酸素を行き渡らせることが可能となるようです。私はその話を聞く前からうつぶせ寝の愛好者でしたが(あおむけより横向き、うつぶせのほうが熟睡できる気がするから)。睡眠時無呼吸症候群は舌が沈下することで起こりますから、うつぶせで寝ればそういうこともなくなりますし、いびきもかかなくなるでしょう。

 幼児は窒息する恐れがあるので、首がすわってきてから、気道を確保するためどちらかを向けて寝かせる、とか何とかも書いてあったような気がします。詳しく知りたい方は著書を読んで下さい。

参考:うつぶせ寝健康法―日野原先生も毎日実践


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posted by さじ at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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