2006年10月19日

苺に含まれるフィセチンは記憶力を向上させる

記憶力:「フィセチン」摂取で向上? 動物で確認

 野菜や果物に広く含まれるフラボノイドの一種「フィセチン」を摂取すると、記憶力が向上することを、武蔵野大(西東京市)と米ソーク研究所の共同チームが動物実験で確認し、16日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。フィセチンはイチゴに多く含まれているが、「人への効果はこれから調べる」としている。

 記憶をつかさどるのは、大脳の奥にある「海馬」だ。海馬に入ってきた情報は「長期増強」という仕組みで記憶として定着する。武蔵野大薬学研究所の赤石樹泰助手と阿部和穂教授は、認知症に効果のある物質を探す過程で、フラボノイドの一種フィセチンに注目した。フラボノイドは強い抗酸化作用があり、老化防止への効果が知られるポリフェノールの代表的な物質。

 ラットの海馬を取り出して生きた状態に保ち、フィセチンの水溶液を細胞にかけると、長期増強を担う分子が活性化した。他のフラボノイドで増強効果は見られなかった。

 次に生きたマウスを使って実験した。2個の物体を健康なマウスに記憶させ、24時間後、2個のうち1個を別のものにすり替えて再び見せる。前日、物体を見せる前にフィセチンの水溶液を飲ませたマウスは、「記憶にない」すり替えた物体にだけ興味を示した。しかし、この水溶液を飲まなかったマウスは、どちらの物体にも均一に興味を示し、前日に見たことを忘れていた。

 阿部教授は「フィセチンが脳の海馬に達し、記憶増強物質として働いたと考えられる。人間でも同様の効果が期待できるかもしれないが、マウス並みの効果をイチゴで得るには大量に食べる必要がある」と話している。

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 栄養として摂取するのは難しそうです。やはりフィセチンの薬が出来るのを待つしかないのか。

 しかし最近記憶関連のニュースが多いですね。高脂血症薬フルバスタチンが脳梗塞の記憶障害を治すでも、抗酸化作用に着目した研究でした。ということはフィセチンも同様の作用があると見ても良い…のかもしれませんね。

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posted by さじ at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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