2006年10月19日

高脂血症薬フルバスタチンが脳梗塞の記憶障害を治す

脳梗塞の記憶障害に高脂血症治療薬有効 阪大大学院チーム

 高脂血症の治療薬として使用されているフルバスタチンに、脳梗塞に伴う記憶障害の症状を緩和させる働きがあることを、大阪大大学院医学系研究科の森下竜一教授(臨床遺伝子治療学)らのチームが解明した。ラットを使った実験では、脳の血管や神経の回復も確認された。日本人の死因の上位を占める脳梗塞の画期的な治療薬となる可能性が出てきた。

 森下教授らは脳梗塞の患者と同じ症状で実験するため、人工的に脳梗塞の状態にしたラットにフルバスタチンを3カ月間投与。その後、避難台を設置した水槽で泳がせ、避難台の場所を覚えさせる実験を実施した。

 避難台に到達するスピードを計測したところ、フルバスタチンを投与したラットは4日間で到達時間を約15秒短縮したが、投与しなかったラットはほとんど短縮できず、投与したラットが避難台の場所を記憶するなど、学習能力を回復していることが分かった。

 また、2種類のラットの脳を摘出して調べたところ、フルバスタチンを投与したラットは、脳梗塞で減少した脳の血管の数が正常に近い状態に戻ったほか、脳神経も再構築されたという

 フルバスタチンは悪玉コレステロール値を下げる薬として広く使用されているが、森下教授らはその抗酸化作用の強さに注目。森下教授は「実用化までさらに臨床実験を進める必要はあるが、脳梗塞に有効な治療薬となるだろう。認知症の改善効果も期待される」と話している。6〜7日に広島市で開かれる「第25回日本認知症学会学術集会」で、今回の研究結果を紹介する。

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 脳の血管が正常になり、更に脳神経まで再構築させるとは…。フルバスタチン、高脂血症を治療するだけでなくかなり大きな作用を及ぼしているようです。まるで心臓の薬として開発されたけれどEDの治療薬として脚光を浴びたバイアグラのようだ……。

 スタチン類に関してはこちらを参照してください。

関連:ケムステ 高脂血症薬がウイルス抑制/C型肝炎で厚労省研究班


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posted by さじ at 01:55 | Comment(3) | TrackBack(0) | 脳神
この記事へのコメント
昨年1月20日に妻が右脳梗塞になり入院後25日めに左脳にも再発致しましてリハビリ後手足わ何んとか動きますが、言葉を理解できません、話は出きませんし文字を書くこともあまり出来ません、それに嚥下障害で流動食を注入しております、昨年新聞でこの発見を拝見しましたなとかしてやりたいと思っております、わらおも掴む思いです、現在まだ入院中ですが来月には自宅で介護する予定ですが何とか妻に飲ませてやりたいと願望しています。薬局では処方箋がないとダメだといわれました。
Posted by 坪田 一 at 2007年01月14日 23:47
うーむ、難しいですね。なんとか医師に処方箋を書いてもらうか、フルバスタチンを脳梗塞に使う治験を行っている病院に行くか、もしくは高脂血症の診断として薬をもらうか、ですかね。ネットでも探せばあるかもしれませんが、偽者の可能性が高いのでお勧めできません。
Posted by さじ at 2007年01月19日 20:57
有り難う御座いました、色々当たって見ます、
人づてにお医者さんに聞いてもらいましたらロコール名で早くから高脂血症の薬で同じ成分だと云うことでした。
Posted by 坪田 一 at 2007年01月25日 09:14
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