2012年03月11日

納豆のポリアミンが骨粗鬆症に効果あり。

納豆が骨粗鬆症を予防 金大グループが解明

 納豆などに多く含まれる成分「ポリアミン」に骨量の減少を抑える効果があることを、 金大医薬保健研究域薬学系の米田幸雄教授らの研究グループが1日までに、マウスなどに よる実験で突き止めた。ポリアミンは老化抑制効果が注目されているが、骨への効果が判 明したのは初めて。骨粗鬆症などに対する副作用が少ない予防、治療法の開発 につながるとみられる。

 生物の体内には骨を壊す「破骨細胞」と骨をつくる「骨芽細胞」があり、両細胞がバランスよく働いて骨が生まれ変わっている。骨粗鬆症や関節リウマチは加齢や女 性ホルモンの不足、免疫異常などで破骨細胞が活性化して発症する。いずれも現在、薬剤 治療が中心だが、副作用もあり、有効性は確立されていない。

 米田教授や檜井栄一准教授らのグループは、骨粗鬆症モデルのマウスと、関 節リウマチモデルのラットにそれぞれ28日間、ポリアミンを混ぜた水を投与した。

 骨粗鬆症モデルでは何も与えない場合、骨量が3〜4割減少したが、ポリアミンを投与 したマウスはほとんど減少しなかった。関節リウマチモデルでは、何も与えない場合と比 べ、骨や軟骨が破壊される量が3分の1程度に抑えられた。さらに培養細胞実験で、破骨細胞にポリアミンを加えると、細胞の働きが抑制されるこ とも確認した。

 ポリアミンは納豆や豆腐、みそなど大豆食品全般に含まれている。米田教授によると、 実験の結果を基にした試算では、人間でも毎日約100グラムの大豆を摂取すれば、効果 が得られる可能性が大きいという。



 納豆って異常なほど「うま味」を蓄えているおかずですよねぇ。ただの大豆がなぜあんなに芳醇になるのか。

 そんな日本の誇る納豆ですが、健康にいいことはご多分に漏れず、何と骨粗鬆症にも効果ありということで、女性にとっては大変嬉しい効能も発見されたということですね。

 「昔の日本の食事が一番いい」と言われていますが、ホントその通りなのかもしれませんねぇ。もちろん子供の場合はお肉食べたほうが成長ホルモンなどが出るのでしょうけれど、成人になってからは昔の和食が一番いいのかもしれませんね。飽食の時代、飢餓に耐えられるような我々日本人の遺伝子は、寿命という観点でどれぐらい影響を及ぼすのか。
広告
posted by さじ at 19:57 | Comment(0) | 介護
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: