東北大の武田篤准教授(神経内科学)の研究グループが、パーキンソン病患者が発症しやすい認知症について、嗅覚検査で早期診断できることを突き止め、2日までに国際科学誌で発表した。研究グループは「パーキンソン病患者の認知症の早期治療が可能になる」としている。
パーキンソン病は脳のドーパミン神経細胞が減ることで、震えや体のこわばりなどが起こる難病。高い確率で認知症も発症。
研究グループは09年から、パーキンソン病患者で認知症を発症してない44人に12の臭いを識別する検査を実施。このうち重度の嗅覚障害の10人に認知症が出た。嗅覚障害がなかった人は発症しなかった。
へー。嗅覚に障害がねぇ。脳神経に異常を来すから、なんでしょうかね。これは外来でも簡便にやれそうですし、検査として確立すれば大変有用ですねぇ。