自治医科大学の矢田俊彦教授らはマウスを使い、女性の分娩や母乳の放出などに関わるホルモン「オキシトシン」を皮下注射することで、肥満の症状が改善することを明らかにした。
高脂肪食で太らせたマウスにオキシトシンを投与すると、体重や内臓脂肪量などが減少することを突きとめた。肥満やメタボリック症候群の治療法の開発が期待できる。成果は米科学誌エイジングに掲載された。
マウスの腹腔内にオキシトシンを投与すると、体重や内臓脂肪量が減少。オキシトシンの投与が、体内での脂肪の消費を増やし、エネルギー消費量が増加することがわかった。さらに、17日間オキシトシンをマウスに投与した後に投与をやめても、その後1週間以上体重が減り続け、肥満抑制効果が続くことを確認した。
当ブログでもオキシトシンの良いところを多くの記事で紹介してきましたが、肥満にも効くということになると、ますます人気は出てきますね。まさに人類の万能アイテムになりそうな予感が。