心の性と体の性が一致しない性同一性障害について、日本精神神経学会は12日、思春期に訪れる「第2次性徴」で生じる体の変化を抗ホルモン剤で抑える治療を可能にするなどの新たなガイドラインをまとめた。
これとは別に、体の性別と反対の性ホルモンを投与する治療では開始年齢を18歳から15歳に引き下げた。学会によると、こうした改定は男女の体の特徴が顕著になる前に治療を始め、心と体の違和感による苦痛を緩和するのが狙い。
いずれも適用を見極めるため、患者は性同一性障害を専門的に治療するジェンダークリニックで2年以上診療を受けているのが条件となる。
苦しんでいる10代は多いと思いますので、できるだけ体を、脳に近づけることが必要ですね。