武田薬品工業とエーザイは医療用新薬の国内発売時期で、海外に比べて平均4年あった遅れを1年以内に縮める。海外を先行させていた「臨床試験(治験)」を初めて日米欧でほぼ同時に実施し、新薬の早期発売を望む患者の声に応える。新薬の治験や承認審査期間を短縮する規制緩和の動きを背景に、製薬業界で同様の動きが広がりそうだ。
製薬会社が新薬を実用化するには、医療機関に委託して人を対象に実施する治験が必要。国内では治験に手間と時間がかかることが発売遅れの最大の原因になっている。患者が集めにくく、実施できる医療機関も限られ、3―7年程度かかる。商品化を急ぐ製薬会社は海外で先に治験を実施するケースが多かった。
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武田薬品の企業努力は物凄いですね。製薬会社にとって、ジェネリックが普及してくるであろうここ4,5年は気合の入れどころなのでしょう。下手すりゃ喰われる、そういう時代にきていると思います。
日本の新薬実用化の遅延っぷりは以前から指摘されていました。患者側からすれば(厚生労働省の)怠慢以外の何物でもありませんが、その規制緩和に伴って治験を早めるようです。早めるからといっておざなりな検査をしては製薬会社の名折れ。倒産級の打撃となるため、武田薬品がそんなヘマをするわけはないとは思いますが。
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