2006年10月10日

乳がん手術前のセンチネルリンパ節生検が普及しはじめてきた。

乳がん後遺症減へ「生検」普及

 乳がん手術の後遺症を減らすことを目的に行われる検査「センチネルリンパ節生検」を導入している医療機関が、全国主要施設の78%と、一昨年の35%から急速に広がっていることが、読売新聞が実施した「病院の実力・乳がん」のアンケート調査でわかった。

 この検査は、乳房に特殊な色素や放射性物質を注射し、がんが転移する時に最初にたどりつくリンパ節(センチネルリンパ節)数個を特定して、乳がんの手術中に摘出、病理医が転移の有無を調べる。がん細胞がなければ、残りのリンパ節は切除せず温存する。

 従来は、事前に転移の有無を調べる方法がなく、リンパ節を広く切除していたが、リンパ液の流れが滞ると、腕がむくむリンパ浮腫が起こりやすい。検査により、不要なリンパ節切除による後遺症を減らすことができる。

 調査は今年8月、国内の主要543施設に、昨年の診療内容を質問する形で実施(回収率79%)した。同様調査は一昨年から毎年行っている。

 埼玉県立がんセンター病理科の黒住昌史部長は、「放射性物質を使えない場合や経験不足だと診断精度が下がるが、後遺症を減らすために有益な検査で、普及は患者さんにとって望ましい」と指摘する。

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 記事中にありますように、今までは乳がんの手術といえば、腫瘍を切除するだけでなく、リンパ節もとっていました(リンパ節廓清)。ですがこれをやると、リンパ液の流れが悪くなるために、腕がパンパンに腫れたりしていたんですよね。

 そこで。患者のQOL向上の意味も込めて開発されたのが、センチネルリンパ節生検です。勿論リンパ節をとったあとの診断が重要となってくるわけで、転移しているかどうかを見極めるのは「腕」が必要ですが、とりあえず技術は普及してきているようです。

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posted by さじ at 19:06 | Comment(1) | TrackBack(0) | がん
この記事へのコメント
この方法で治療され元気な様子で芸能活動にユニセフの活動されている姿をテレビで知りました百%普及を目指しましょう乳癌なんて怖くない日本の高度医療キャンペーンを
Posted by みか at 2010年03月24日 21:47
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