2006年10月04日

HIV感染者全国第2位は意外にも長野県。6割がAIDS発症で発覚

エイズ感染、患者数が全国2位 検査で早期発見を

 県内の8つの病院で2日、エイズウイルス(HIV)に感染しているかどうかがその日のうちに分かる無料迅速検査が始まる。2002−04年に報告された県内の人口当たりのHIV感染者、患者の数は全国で2番目に多い。発症を抑え、感染を広げないためには、早い段階で気付くことが大切だが、検査を受ける人は少ないのが現状で、教育や医療の現場では試行錯誤が続いている。

 県内で報告されているHIV感染者、患者は2005年末現在で352人。02−04年の3年間の年間平均報告数は、人口10万人当たり1・26人で、東京(3・02人)に次いで2番目に多い

 ただ、県立須坂病院の高橋央医師(44)は「あくまで氷山の一角。(検査を受けていない人が多く)感染者は10倍から数十倍いる」と推測する。保健所で検査を受ける人は年間1300−1400人にすぎない。

 県内では、感染段階で気付かず、発症して初めて気付くケースが多い。感染・発症が分かった人のうち、発症者の占める割合は全国平均は3割ほどだが、長野県では6割に上る。高橋医師は「検査で早期に感染に気付けば、薬で発病を抑えられる可能性がある。とにかく早く見つけることが大切だ」と話す。

 「問題なのは、感染者の数ではない。何が危険で何が安全なのか、正しく知らせてこなかったことだ」。市民、医師、社会福祉士らで構成する「HIV・エイズネットながの」の酒井久雄事務局長(53)は強調する。

 人口の7%がHIVに感染しているアフリカでは、エイズ孤児を地域で育てている。しかし、日本では患者が介護を受けたいと思ったとき、受け入れを拒否する施設が多いという。酒井さんは「正しい知識がないから怖いと思う。知らないから差別や偏見が生まれる」と指摘する。

 高橋医師も「医療従事者の中でもエイズへの偏見、差別はある」と話す。県内に1400ほどある医療機関のうち、HIV検査を受け付けているのはわずか1割にすぎないという。

 教育現場では、エイズの問題に対する積極的な取り組みが行われている。長野吉田高校(長野市)は9月下旬、長野赤十字病院の医師を講師に迎え、1年生全員を対象に性感染症に関する講義を開いた。

 スライドで性感染症の現状を表すグラフや、患者の写真を紹介。講義を受けた伊藤彩人君(16)は「検査でエイズだと知ることは怖い。でも、相手のためにも大事なことだと思う」と感想を述べた。

 県内の短大、大学生のサークル「ハッピーライフピアーズ」は、中学、高校へ性教育の出前講座をしている。サークルのメンバーで清泉女学院大3年の大沢裕美佳さん(20)は言った。「エイズを含めた性感染症は『命の問題』。同世代の自分たちだからこそ、伝えられることがある。自分を大切にすることをまずは伝えたい」

<取材ノートから>プライバシー保護は万全

 「検査を受けることが普通のことだと思える社会になってほしい」。医師の言葉が印象的だった。記者自身、今回エイズの問題を取材するまで、検査を受けようという気は起こらなかった。

 「まずは自分が」。そんな思いで、保健所に行った。検査を受けてみて、プライバシー保護が徹底していると感じた。受付はなく、直接に待合室へ。カーテンで仕切られた場所で待機し、個室で採血が行われる。結果を聞いて帰るまで、保健所の職員以外、誰にも会うことなく終わった

 病院での無料迅速検査は、通常の受付を通るが、さまざまな症状で来る患者の1人として受診でき、来やすさを感じる人もいるのではないか。検査の機会が多様化することで、検査を受ける人が1人でも増えればいいと思う。

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 長野県怖すぎ。HIV感染者数が多いのもさることながら、AIDS発症者が6割というのが怖すぎる。

 今の医学では、HIVなら薬で抑えることが出来ます。日本人がかなり良い薬を開発したので。飲み続ければAIDSにならないで済むという魔法のような薬。でもAIDSを発症してしまっては、どうしようもありません。

 こういってしまうと長野県民に失礼ですが、田舎だからオープンなセックスのしすぎではないでしょうか?加えてHIVにあまり関心がないためコンドームもせず、生でヤりたいほうだい………いえ、別に長野県民を馬鹿にしてるわけではありませんよ

 汚名払拭したかったら、長野県でもHIV普及活動を加速させるとか、ボランティアがコンドームを配るとか行動してみてはいかがでしょうか。正直な話、恥ずかしいこと極まりないレッテルですからね。「HIV感染者が多い=無知が多い」ってことですから。

 そしてここでファイナルウェポン「無料迅速検査」ですよ。タダでプライバシーも確保されてて更にその日のうちに結果が分かるという至れりつくせりっぷり。もうこれで検査いかない18歳以上はバカだとしか言い様がありません。長野県の皆様、「俺はHIVじゃねーだろ」と思っていても、是非一度検査を受けてみて下さい。陰性の証明書を手にいれて初めて、「俺はHIVじゃない」と言い切れるんですから。

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【エイズ・HIV】

 後天性免疫不全症候群。エイズウイルス(HIV)に感染すると免疫力が低下し、発熱など風邪に似た症状を起こす。感染から10年以上の潜伏期間を経て、カリニ肺炎など通常の免疫を持った状態ではかからない病気を発症する。HIVは主に血液や精液に多く含まれ、輸血や性行為で感染する危険性がある。しかし、同じトイレを使ったり一緒にプールに入るなどの行為では感染しない。現在は薬を服用し、継続治療を受けることで発症を抑えられるようになった。
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posted by さじ at 23:06 | Comment(3) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
>長野県でもHIV普及活動を加速させるとか
>長野県でもHIV普及活動を加速させるとか
>長野県でもHIV普及活動を加速させるとか
>長野県でもHIV普及活動を加速させるとか
Posted by at 2009年06月15日 00:14
「田舎だから」は余計だったかもね

どちらかと言うと「偏屈な奴が多い」
Posted by at 2012年08月26日 00:33
>長野県でもHIV普及活動を加速させるとか

笑った。
第2位じゃいけないんですね。
Posted by at 2013年10月01日 23:07
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