砂糖と乳糖から作ったオリゴ糖が病原菌に対する抵抗力を高める一方、アレルギーの原因物質を抑えるとのマウス実験結果を林原生物化学研究所(岡山市)がまとめ25日、発表した。
同研究所は、このオリゴ糖の主成分ラクトスクロースを餌に5%混ぜてマウスに与え飼育。4週間後にふんを調べると、体を防御するのに重要な役割を果たすIgAという抗体が、ほかのオリゴ糖を与えたマウスの約7・3倍あった。
途中でアレルギー症状を起こす卵白アルブミン(卵の白身の成分)を与え、アレルギーの原因となるIgE抗体の量を5週間後に調べると、ラクトスクロースを与えないマウスの約6割に抑えられていた。
同研究所は、ビフィズス菌など善玉菌がラクトスクロースを栄養分にして増殖し、IgAの生産を増やすと推定。「ビフィズス菌を摂取するよりも、もともと体内にある菌を増やす方が定着しやすいようだ」と話している。
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IgAが沢山出る分、IgEを産生しなくなるんでしょうか。
菌のパワーをあなどってはいけません。身体を健康に保つために、エサとなるオリゴ糖を摂取してやれば、腸はすこぶる快適ですから。オリゴ糖&乳酸菌飲料、これで腸をリフレッシュしましょう。
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