「食欲抑える」たんぱく質、群馬大教授ら発見
脳の視床下部に働きかけて、食欲を抑える作用を持つたんぱく質を、群馬大大学院医学系研究科の森昌朋教授(病態制御内科学)らの研究グループが発見した。森教授は「将来的には、肥満症や、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の治療薬として活用できれば」と話している。研究内容をまとめた論文は、2日付の英科学誌「ネイチャー」電子版に掲載される。
視床下部は、食欲などをつかさどる脳内の器官。ここから分泌される特定のたんぱく質をラットの脳に10日間投与したところ、1日の摂食量は3分の2に抑えられ、皮下脂肪が20%程度減少する一方、筋力は低下しなかったという。たんぱく質は「ネスファチン1」と名付られ、脂肪細胞からも分泌されていることが判明した。脂肪細胞から分泌され、食欲抑制作用を持つ物質は、「レプチン」が有名だが、肥満状態では、働きが悪くなるとされる。ネスファチン1は、肥満状態のラットにも食欲抑制効果があったという。
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脂肪細胞云々のくだりがあったのでレプチンかと思ったのですが、ネスファチン1。違いは「肥満状態の時に働くかどうか」という点っぽいですね。肥満時にも効くということであれば、かなりの臨床応用が出来そうです。
ちなみにレプチンのメカニズムは、まずモノを食べて体がエネルギー過剰状態になり、そのエネルギーを蓄えるために脂質を合成し、脂肪細胞に蓄えられます。脂肪細胞が大きくなると、レプチンが分泌され、視床下部で「もう食べ物はいらない」という指令を出します。これが食欲を抑制するわけです。
食欲の秋ですが、食べる行為が行われているとき、数多くのホルモンによって身体が保たれていること、時々思い出してみてくださいね(こんなこと言うと食欲なくなっちまうか。笑)
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2006年10月03日
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