厚生労働省未承認のホルモン剤を販売したとして、奈良県警生駒署は6日、川崎市高津区、無職I容疑者(33)を薬事法違反(未承認医薬品の販売)の疑いで逮捕した。
発表によると、I容疑者は昨年8月31日、携帯電話の交流サイトで知り合った生駒市在住の高校1年の男子生徒(16)に、筋肉の成長を抑えるなど女性ホルモンを促進する作用がある2種類のホルモン剤計1250錠を1万1050円で販売した疑い。
男子生徒は昨年春にI容疑者と知り合い、体の悩みなどをメールで相談していたといい、「女の子になりたかった」と話しているという。男子生徒の保護者から「息子が変な薬を飲んでいる」との相談を受けた同署が調べていた。
最近はなんかネットで普通に薬が買えてしまう時代ですからねぇ…。ただあのー、あれは、もう何度もこのブログで言ってるんですけど、医者に処方してもらうのとは訳が違いますからね。まず何が入っているかわからない。とんでもない量のステロイドが入っていたりする可能性もありますし。恐ろしくて飲めたものではありません。
しかも今回のニュースにもあるように、厚生労働省に未承認の薬ということは、体に激烈な副作用が出る可能性が否定できないわけです。
この男子生徒の場合は、自分の性別について悩んでいたのでしょう。もし性同一性障害という診断がつけばちゃんと医療機関で適切な処方を受けられるはずなので、親御さんは自分の子供の悩みを十分理解して、正しい治療に導いてほしいと思います。