2012年01月15日

癌を自動的に追跡してピンポイントで放射線を照射するシステムを開発

動くがん追跡、治療 島津製と北大、システム共同開発

 北海道大と島津製作所(京都市中京区)は16日、がん組織のみにピンポイントで放射線を照射して治療するシステムを開発した、と発表した。呼吸するたび動く肺や肝臓などの臓器にできた腫瘍の位置をとらえ、正確に照射できるという。

 新システムは、既存のエックス線治療装置と組み合わせて使う。腫瘍近くに複数埋め込んだ金マーカー(直径2ミリ)の位置をエックス線透視装置でリアルタイムで把握。放射線の照射位置は固定されており、マーカーが予定位置にきたときだけ腫瘍に照射する

 これまでの腫瘍の移動範囲すべてに照射する方法に比べると、照射体積は2分の1〜4分の1となり、正常な組織への照射を減らせるという。

 今後、ピンポイント照射の精度向上を図り、2012年度の商品化を目指す。



 すごー。

 これ実用化したら、他の臓器には全くといっていいほど放射線を浴びせることがない、つまりは副作用がほとんどなくなるということでは。今やられている最新の放射線治療も相当コンピューターで計算されて、極力副作用がでないようにはなっていますが、このシステムだと呼吸や少しの体の動きで微妙に動くのも防ぐことができるってわけです。
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posted by さじ at 22:38 | Comment(0) | がん
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