2012年01月15日

直径2ミリの鉗子を開発。経管腔的内視鏡手術(NOTES)に有用。

慶大、直径2・3ミリメートルの世界最小級鉗子システム開発−膜貫通の瞬間も判別

 慶応義塾大学の大西公平教授は内視鏡手術の際に内臓をつまんだり突いたりする感触を伝える直径2・3ミリメートルの鉗子システムを開発した。柔軟性があって、標的部位で血管を縫う感覚や繊細な臓器に触れた瞬間が分かる。柔軟性と高感度を兼ね備えた鉗子としては世界最小という。体を傷付けずに手術する経管腔的内視鏡手術(NOTES)の実用化を後押ししそうだ。今後動物実験を進める予定で、2―3年以内の実用化を目指す。

 高感度に感触を伝えられる鉗子の中でこれまでの最小は直径3ミリメートルで、柔軟性はなかった。開発した鉗子は、人が操作するマスター部と、先端のスレーブ部で構成される。鉗子を前後に動かした時と、対象物をつまんだ時の感覚を伝える。

 センサーを使って、マスター部とスレーブ部の動きを0・1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の精度で読み取り、釣り合うようにモーターで力や位置を制御して感覚を伝える。応答速度は0・1マイクロ秒。作用・反作用の法則を応用した。スレーブ部は長さ1・5メートルのワイヤでできているため、体内で柔軟に動かせる。

 触覚は最大で約16倍まで増幅できるため、わずかな感覚も詳細に伝えられる。例えば肝臓は表面の膜が薄く慎重な操作が必要になるが、このシステムを使えば膜を貫通した瞬間が判別できる。近い将来に有望と期待されるNOTESでの利用を見据え、まずは遠隔ではない通常の手術で、内視鏡画像を見ながら利用する技術を確立し、将来は遠隔手術への応用も視野に入れる。

経管腔的内視鏡手術(NOTES)
 口や肛門、へそなどを利用して体の表面を切らずに手術する方法。一つの孔に鉗子や内視鏡など複数の細い術具を差し込んで手術する。新しい低侵襲治療として期待が大きく、世界中で研究や臨床試験が進む。ただ安全性の確立などが必要で実用化は未定。



 こまかーくなって来ましたね。

 あとはより手術の精度があがるような、機械を用いた手術を開拓できれば。
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posted by さじ at 16:54 | Comment(0) | NEWS
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