がん治療薬にも使われるキノコの多糖体により狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈硬化症が起きる可能性があるとのマウス実験結果を、千船病院(大阪市)の藤本二郎医師がまとめた。28日から横浜市で開かれる日本癌学会で発表する。
藤本医師は、マウスに生後6週から2年間、2週間に一度、シイタケから抽出したベータグルカンという多糖体でできたレンチナンを体重1キロ当たり1ミリグラム注射した。すると半数のマウスが冠動脈の血管の厚さが3倍以上になり冠動脈硬化症になった。
藤本医師は「シイタケに含まれるのはごく微量なので大丈夫だ。マウスへの投与量は人間に置き換えると極めて大量だが、通常は冠動脈硬化症にならないマウスでこうした結果が出たことは注意すべきだ」と話している。
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ありゃま。まあ些細な因子なんでしょうし、解明されたわけではないので何とも言えませんが。
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