武田薬品工業の長谷川閑史社長は21日、読売新聞社のインタビューに応じ、2006年度からの5年間で、総額1兆円超の研究開発費を投じて新薬開発を加速する方針を明らかにした。
医療用医薬品の売上高の15%にとどまっている研究開発費を20%にまで引き上げる。また、2010年度までに世界最大の市場であるアメリカで8品目の新薬を発売する目標も示した。
武田薬品は、売上高全体の約6割を占める主力の4治療薬の特許が09年度以降に切れ、新薬の開発が急務となっている。長谷川社長は「中期経営計画の今後5年間は新製品の開発が最大の課題だ。(10年度に1兆4000億円を見込む)医療用医薬品の売上高の20%を、毎年度、研究開発に投下したい」と述べた。
新薬開発の計画では、11年度以降も国内外で年1品目ずつを商品化する方針だ。さらに、新薬候補品を持っている欧米のベンチャー企業を対象に、「M&A(企業の合併・買収)に積極的に取り組む」と述べた。武田薬品の05年度の研究開発費は、医療用医薬品の売上高の約15%にあたる1696億円。
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最近の武田薬品の投資額がハンパないんですが、何かネタを持ってるんですかね?爆発的に売れるであろうブツ(薬のことです。笑)とか。
ジェネリック三昧で、新薬開発は遅れるであろうといわれていますが、こういう推進派の会社が努力してくれると医療界にとっては嬉しい限りですね。未来は武田薬品の肩に乗っかっているのかもしれない。
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