武田科学振興財団(大阪市)は20日、今年度の武田医学賞を北村惣一郎・国立循環器病センター総長(65)と笹川千尋・東京大医科学研究所教授(58)に贈ると発表した。贈呈式は11月13日に東京都内で行われる。副賞は各1500万円。
北村氏は、原因不明の「川崎病」によって生じる子どもの冠動脈疾患にバイパス手術を行う治療法を開発した。笹川氏は、赤痢菌をモデルに病原因子と宿主因子の相互作用を解明するなど、細胞生物学的な手法で細菌感染のメカニズムを数多く明らかにした。
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北村惣一郎氏、笹川千尋氏、おめでとうございます。国立循環器病センター総長と東京大学医科学研究所所長とは。二人とも凄い肩書きです。やはり偉大なことを成し遂げた人にはそれなりの将来が待っているものですね。
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