県内の若者の間で、生レバー、ユッケなど肉の生食による食中毒が多発しているため、県と金沢市の食品安全対策室は来月からの学園祭シーズンに向けて、各大学や短大に「生食用」の表示がない肉の生食を控えるよう”警告”する一斉啓発に乗り出す。「生食用」は県内流通量が極めて少ないにもかかわらず、若者を中心に食習慣が広がっており、学園祭実行委を通じて模擬店や打ち上げでの食中毒防止を喚起する。
「生食用」の表示がない生レバーなどを食べてO157、サルモネラ、カンピロバクターなどの細菌性食中毒が発生する事例は最近、全国的に目立っており、重篤な場合の死亡例もある。県内でも今年発生した七件の食中毒のうち、三件がカンピロバクター、一件がO157だった。背景には若者の肉生食に対する無防備、無警戒があるとされ、今月に金沢市内の焼肉店で発生した事例では、患者五人全員が十代だった。
事態を重視した県食品安全対策室と金沢市食品安全対策室は合同で啓発冊子を作製。各飲食施設に対しても、県内には「生食用」の肉、レバーを供給する食肉センターがないことを知らせ、一斉取り締まりや衛生責任者への講習会を行う。
抵抗力の弱い子どもや高齢者では、「生食用」の表示があっても食中毒を起こす場合があるため、幼稚園や老人施設にも十分な加熱調理を呼び掛ける啓発冊子を配布する。
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学園祭でレバ刺やらユッケなんて出すんですかね?ああいった出し物は保健所の許可がなければダメなんで、おそらく今までも許可されてこなかったのではないでしょうか。詳しくは知りませんが。
食中毒なんて起こるわけねーと軽視するのは大変危険です。いつどこで起こってもおかしくない。
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ホントに「レバ刺し」や「ユッケ」など、
生食用で無い生肉が飲食店に並びますよね。
何とかならないものでしょうかね。
では。
ブログ拝見させていただきました。とても有益な情報ばかりで感服しております。しかしまさか加熱用の肉を出していたとは…。それじゃあ食中毒も起こりますわ!何で飲食店なのに食中毒がそんなに多発するんだろうなぁと思っていましたが、衛生管理などなんのその、利益向上のためにそんなところで手を抜いていたんですねぇ。勉強になりました。