心理学者で「我買う。故に我あり」の著書があるエイプリル・ベンソンさんによると、米国には現在1500万人の「買い物中毒」が存在する。衝動買いはどうしたらやめられるのか―。心理学者にせよ経済学者にせよ、専門家はこうアドバイスする。
必要なものとほしいものとを区別しよう。
ニューヨーク大医学部教授で精神科医、チャールズ・グッドスタイン氏は、衝動買いは「落ち込んだ状態から脱するには買い物しかない」との思い込みが原因の1つだという。鬱、躁鬱病の兆候なのだ。高級車ジャガーを1日で2台買い、破産状態となった患者もいるという。
これは極端な例だとしても、無駄なものを買い込むのは避けたい。カンザス州のフィナンシャル・プランナー、シェリル・ガレットさんは、予算と格闘するのでなく、まず、老後の備えに最低10%の貯蓄など必要な出費を計算し、残ったお金は自由に使う、といったポジティブなルールを勧める。
また、店で気に入った商品はいったん棚に戻し、最低1週間(できれば1カ月)して、「それでも必要だと思ったら店へ行けばよい」という。このほか、現金を持ち歩きカードで買い物をしない▽多少の無駄遣いを予想した予算を組む―などが、買い物中毒から免れるコツだ。
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ううむ。そういう自制心が働かないから、買い物症候群が起きてしまうのではないでしょうか。いったん棚に戻せる人は、買い物症候群ではないですよね。
躁うつ病の人が衝動的になるのは分かりますが、その行き先が買い物なら、まだ健全だしいいような気もしますが。
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買い物依存症の私にとってはキツい一言でした。
しかし、一週間考えて物を買うという免れるためのコツは本当にいいです。いったん棚に返すことのみできればいい。一週間考えればその商品への固執(私の場合、その商品を買わないと不安、不安がおさまらない)が確実に消えますから(笑)