自治医科大付属病院(下野市薬師寺)でセレウス菌の院内感染が発生した問題で、クリーニング工場の洗濯機で菌が増殖した原因として、15日、洗濯槽の内部汚染が主因との見方が強まった。この洗濯機は、すすぎで使った洗濯水の一部を予洗いでも再利用する節水タイプ。再利用が繁殖を招いた疑いも一部で指摘されているが、県の緊急調査で、再利用そのものに問題はないことが判明した。
問題の洗濯機は「連続洗濯機」と呼ばれ、予洗い、本洗い、すすぎなどを七つの洗濯槽による流れ作業で行う。県によると、同タイプの洗濯機を使う11工場で緊急調査を実施したが、セレウス菌の検出量は最高で1平方センチあたり610個にとどまった。問題の工場では、1万個以上に達しており、水の再利用そのものが増殖を招くことは考えにくいという。
また、汚染源となったクリーニング工場によると、水の再利用をやめるため今月9日に配管工事を行ったが、工事の前後で、菌の検出量は大きく変わらなかった。それ以前の8月29日と9月2日に薬液による洗浄を行っており、菌が消毒されたとみられる。このため、県関係者は、水あかなど洗濯機の内部が汚染されていた可能性を指摘している。指摘に対し、同病院は「再利用と菌増殖との関係ははっきり分からない。他の病院のタオルからも大量の菌が検出された」と説明している。
一方、県は15日、県内の全病院に対し、カテーテル取り扱いについて注意喚起を促す通知を県医師会などを通じ出した。
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続報です。
医学処 自治医科大学付属病院でセレウス菌の院内感染
食べ物ではなく洗濯機の汚染だったようです。口の中に入るようなモノではなくてよかったと思いますが…タオルは危険。洗ったものだからといって清潔かどうかわからないものですね。
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