磁場をかけると発熱する酸化鉄の微粒子を使い、がん細胞だけを焼き殺す手法を、信州大(長野県松本市)と中部大(愛知県春日井市)の共同研究グループが開発し、マウスで皮膚がんを大幅に縮小させる実験に13日までに成功した。
家庭に普及している電磁調理器と似た原理で、副作用が少なく、抗がん剤が効かない患者でも効果が期待できるという。信州大の松本和彦助教授は「早ければ来年にも皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)を対象に小規模な臨床試験を始めたい」と説明。横浜市で開かれる日本癌学会で29日発表する。
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詳しいことは分かりませんが、酸化鉄の微粒子をがん細胞に選択的に吸収させて、磁場を発生させて焼却してしまうというイメージでしょうか。抗がん剤の効かない患者にも効くというのは大きなポイントか。
メラノーマ(悪性黒色腫)は進行の非常に速い癌で、日本では年間1500人〜2000人くらい発生しています。ほくろみたいなガンといえば分かりやすいでしょうか。紫外線の影響か知りませんが、年々増加傾向にあるようです。皆様も異常を感じたらすぐ病院へ。
参考:転移しやすいメラノーマ/虎の門病院大原国章部長
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