2006年09月13日

大月市立病院、医師不足と患者減少で3億5000万円の赤字

大月市立病院:3億5000万円赤字、建て替え計画保留 医師不足に患者減少

 大月市9月定例会は11日開会し、西室覚市長は所信表明で、今年度の着工を目指していた同市立病院の建て替え計画を保留することを明らかにした。医師不足と患者減少の影響で、同病院の05年度の決算が04年度の約5倍に当たる3億5346万8000円の赤字だったため。

 同市と同病院によると、同病院の05年度の総収益は23億1830万9000円、総費用は26億7177万7000円だった。診療科は計13科あるが、常勤の医師は7人のみ。小児科や産婦人科は非常勤の医師が対応しており、週に3日しか診察を行っていない。そのため患者数も減り、入院患者が前年度比17・5%減の3万8930人、外来患者が同24・5%減の8万458人だった。

 同病院は昨年4月、東京女子医大と「関連病院協定」を結び、医師派遣を受けて診療体制の充実に努めてきた。西室市長は5日、同医大に経営も全面的に任せたい意向を伝えたが、効果的な改善策が見いだせていないのが現状だ。

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 最悪な悪循環ですね。小児科&産婦人科医不足→対応できない→患者が来ない→収入減で医者も呼べない。

 市立だからと甘えていないで、経営努力はすべきだと思いますが、努力してもまかりとおらないほど病院の経営というものは苦しい。何故なら例のごとく、厚生労働省がアホだからです。もはや病院が赤字になるのは必然ともいえるほどの劣悪な診療報酬。一体何を考えているのか。そこまでして人の命に税金をかけたくないのか。役人同士で話し合って、医療費を減らすのではなく増やす方向にもっていけないものですかねぇ。土建業者が許しませんか?

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posted by さじ at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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