2006年09月09日

尾鷲市の産婦人科は異常。24時間常駐、休みは年2日

尾鷲市で産婦人科医消滅の危機

 三重県尾鷲市の市立尾鷲総合病院が雇用していた唯一の常駐の産婦人科医(55)との継続契約で交渉が折り合わず、市は31日、雇用を断念した。早ければ10月にも市内から産婦人科医が消える可能性があり、市民からは「これでは子供を産めない。ますます高齢化が進んでしまう」と危ぶむ声が出ている。

 尾鷲市が市内の産婦人科医を失う危機に再び陥った。昨年7月、市立尾鷲総合病院に医師を送っていた三重大が、付属病院の医師不足を理由に派遣を中止したことを受け、市は独自に津市の男性開業医を1年契約で雇った。同9月から医師は24時間、病院に常駐し、夜昼問わずの出産に備えた。この1年間でこなした出産は152件(病院調べ)で、休みは年末の2日間だけだったという

 今回の継続交渉で市は年間報酬額4800万円を提示。医師側は現状維持の5525万円と月1回の週末連休などを求めていた。市が条件面の見直しを示したのは、医師の年間報酬額がほかの医師に比べ約3倍も高額だったため。病院関係者らからも批判の声が上がっていた。市は最終的に報酬面で譲歩したものの、休日問題などで折り合えず、医師から「心身ともに疲労した」との訴えもあり、結局交渉は決裂した。

 同病院では今月に出産を控えている妊婦もいることから、医師に1カ月間に限り雇用延長を了解してもらうという緊急措置で対応。10月以降の出産予定者については「他の病院を紹介していくことになる。この1カ月の間に新しい医師を早急に見つける。休診にしたくない」としている。

 出産できる最寄りの病院は約45キロ先。峠道で、同地区は年間降水量が多いことでも知られ、大雨が降れば道路は通行止めになってしまう。三重大が医師派遣の中止を決めた際に署名活動を行った「紀北地区に産婦人科の存続を願う会」の久保田忠利さんは「医師は評判も良かった。せっかく出産できる状況が整ったのに非常に残念。会では最善策を協議していく」と話した。

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 こりゃ尾鷲市が悪いよ。労働条件悪すぎだもの。24時間363日丸々拘束されて5525万は激安だと思う。一年間に8472時間勤務してるのと同じですよ。高給そうにみえて実際は労働時間が多いだけ。少しぐらい給料安くても休みをほしいと思いませんか?年2日しか休めないなんて考えられませんな。尾鷲市はこの医師を使い捨てる気だったんではないか、と勘繰ってしまうほどです。

 そういえば尾鷲市の産科問題は以前取り上げたことがあるんですよね。この記事からでは労働条件面の確認ができませんでした。まさかこんなだったとはねぇ。

 加えて市民から「給料が高い」と批判され。もうやってられませんよって話です。医師のケアがまるでできてないじゃないか。尾鷲市は市政も市民もアホですね。産婦人科医がいなくなっても自業自得だと正直思います。

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posted by さじ at 04:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | 生殖
この記事へのコメント
この先生1人でDr.4-5人分の仕事をこなしてますね。
6000万払ってもいい位だと思うのですが。
尾鷲の奴らには「喝!」ですね。
Posted by akagama at 2006年09月14日 20:09
ですね。日常全てを医療に捧げてますから。尾鷲市民が行政に騙されているのかもしれませんが、こんな破格の条件できてくれる人は滅多にいません。勿体ないことをしたものです。
Posted by さじ at 2006年09月14日 20:31
田舎はたまにいくお客様なら温かく優しくみえますが 住むとなると閉鎖的で嫉妬ぶかいものですよ。考え方自体をを変えないと無理でしょう。住みやすい所なら人は減りません
Posted by 名無し at 2009年01月17日 11:53
通りがかりの大学教員(経済学)です。

>尾鷲市は市政も市民もアホですね。

わたしもそう思います。年間休みが2日しかないようでは、年収1億円でも嫌です−というか過労死するでしょう−。人間らしい生活を保証する労働条件を提示して、年収1千万円の産科医を5人雇えばいいと思いますが、地方自治体なんて民度が低く、高度な教育を受けたお医者さんが赴任するエリアではないと思います。
Posted by 大学教員 at 2010年06月06日 00:44
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