2006年09月07日

一滴の血液から早期に膵臓がんを見つける技術。

膵がん、血液で早期診断へ 1滴で精度90%以上

 国立がんセンター研究所化学療法部(東京都)の山田哲司部長と本田一文室長のグループが、患者から採った1滴の血液で、膵がんの有無を診断する方法を開発した。膵がんの有効な早期診断法はなかったが、90%以上の精度で見つけることができるという。山田部長が主任研究員を務める厚生労働省研究班として今年度、国内6施設で協力し、より精度を上げる技術開発にかかる。3年後をめどに人間ドックなどでの応用をめざす。

 山田部長によると、日本では、膵がんで年間2万2000人が死亡。がんの死因の第5位で、がん全体の約7%を占める。しかも最近20年間で膵がんは2.5倍と急増する傾向にある。初期には身体症状が出にくいため早期診断が難しく、日本膵臓学会の集計では多くがステージ3、4期といった進行した状態で見つかる。このため5年生存率は、国立がんセンター中央病院の男性患者の場合でも、胃がんをはじめ50%を超すがんが多い中で、膵がんは62〜66年に入院した患者のデータでは2.7%、97〜99年の患者でも4.2%と低い状態が続いている。

 山田部長らは、膵がん患者と健康な人の計142人の血液から、患者に特異的に増減するたんぱく質を分析。4種類のたんぱく質を調べる方法で、膵がんがあるかないかが判断できることを突き止めた。この方法で別の患者78人のデータを解析したところ、91%の正しさで診断できた。

 膵がん患者に特異的に表れる抗体(腫瘍マーカー)で調べる方法も併用すれば、より完全に近い診断もできそうだという。研究班は今後、大阪医療センターや福岡大病院など6施設で患者など計3000人のデータを解析し、診断基準となる4種類のたんぱく質の増減の標準値などを詰めていく。

 血液の分析は1日あれば可能。医療施設から分析拠点へ郵送するような方法を採れば、全国の健康診断に導入できそうだという。

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 がんは、早期発見が大切です。特に膵臓のように、初期症状がはっきり出てこない癌の場合には、定期的に検査して少しでも早く発見するしかないわけです。でも膵がんは、発見しづらいものでした。

 ところが!血液検査でわかってしまう技術が開発されました。これは膵臓がんの死亡率をグッと下げる技術です。まさに快挙。さすが国立がんセンター勤務のエリート。これからも頑張って下さい!

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posted by さじ at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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