米食品医薬品局(FDA)は6日までに、米アビオメド社が申請していた世界初の完全埋め込み型人工心臓の販売を認可した。
高齢や医学的な理由で心臓移植の対象にならず、余命が1カ月未満の心臓病患者が対象。昨年、FDAの諮問委員会が「副作用の危険がある」として認めない結論をまとめていたが、それを覆した形だ。
FDAによると、人工心臓は重さ約900グラムのソフトボール大で、病気の心臓を取り出して埋め込み、皮膚越しに外部から充電する。費用は医療費を含め数カ月間で数十万ドル(数千万円)という。
臨床試験で14人の患者に移植され、手術中に2人が死亡、ほかも脳梗塞が起きるなどして平均生存期間は約5カ月だった。しかし、2人はそれぞれ10カ月、17カ月生存し、うち1人は退院して自宅で過ごすことができたという。
FDAは「家族や友人と大切な時間を過ごすために数カ月延命したいという患者は多い。危険性の情報を与えた上で、最新の技術を早く使えるようにすることが重要だ」としている。
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凄い。ブラックジャックの世界だ。本間血腫、本間血腫!
確かに副作用はありそうですね。心筋からは色々と分泌されているものもありますし。血栓もできやすい。非常にデリケートな臓器です。いつかは完全な人工心臓も作れるのでしょう。
しかし費用高すぎますね。
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