2006年09月07日

富山県射水市民病院が終末期医療の基本方針を発表

射水市民病院:終末期医療の基本方針発表 富山

 富山県射水市の射水市民病院(麻野井英次院長)であった人工呼吸器外し問題を受け、同病院は6日、「終末期医療の基本方針」を発表した。いったん装着した人工呼吸器は、患者が心臓死に至るまで外さないことなどを盛り込んでいる。

 判断能力のある末期患者が延命治療中止を求めた場合は、本人の意思を尊重して治療方針などを検討する。本人の意思を確認できない場合は、患者の人生観などを理解している家族の意思を尊重する。一方、18歳未満の患者は対象外とした。

 患者が日本尊厳死協会の「尊厳死の宣言書」(リビング・ウイル)などを所持する場合は、主治医や院内の終末期医療委員会の委員が対応する。末期患者への人工呼吸器の取り扱いについては、事前に患者や家族の意思を文書で確認するが、装着後は心停止まで外せないことを説明する

 今年3月の問題発覚を受け、院内に終末期医療委を設置し、基本方針を検討、倫理委員会での審議を経て定めた。先月末から運用を開始。これに先立ち、入院患者や一部の外来患者を対象に、病状の説明を希望するかや、リビング・ウイルを所持しているかなどを問う調査を実施している。

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 結局はリビング・ウィルの浸透次第、ということでしょうか。今の日本の現状は、リビング・ウィル代わりとして「人工呼吸器の装着」が行われているよなものですからね。着けることが「生きること」への意思表示であり、外すことが直接リビング・ウィルとなる。

 要は暗黙の了解で動いてるわけです。リビング・ウィル制度をもっと普及させればこんなややこしい倫理的問題も起こらなくなると思うのですが。

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posted by さじ at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸
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