医療ミスを繰り返す「リピーター医師」への行政処分強化を求める署名を募っている三重県四日市市の市民団体「リピーター医師をなくす会」(伊藤永真代表)は7日、5028人分の追加署名を厚生労働省に提出した。同会は03年から毎年1回、同省に署名を提出し、4回分の合計は7万6202人分になった。
伊藤代表の妻(当時32歳)は01年に同市内の産婦人科医院で長女を出産した際、麻酔によるショックで寝たきりとなり2年後に死亡した。伊藤代表は同じ医院で少なくとも過去3回、事故が繰り返されていたことを知り、03年5月に会を結成。以後、毎月1回の街頭署名を続けている。
7日はメンバー4人が署名を提出後、同省の医療安全担当者と約1時間半交渉した。副代表の若林一道さん(47)は「医療事故の被害者が地道に改善を訴えることで事故防止策が少しずつ前進していると実感した。今後も署名は続ける」と話した。
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ミスをする医師はよろしくありませんが、同じミスを繰り返す医師はもういりません。肝移植のなかった時代に肝移植にチャレンジするとか、そういう試みは別として、既に治療法として確立されているものをミスっていたら、そりゃもう医者としては失格なわけです。ダメな医者をどうにかするシステムも必要かもしれませんね。逆に厳しすぎても成り立たなくなるとは思いますが。
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