2006年09月04日

にきび治療薬アキュテンでコレステロール値と中性脂肪値が上昇

にきび治療薬でコレステロール値が上昇

 にきび治療薬isotretinoin(商品名:Accutaneアキュテン)を使用する患者に、コレステロール値、トリグリセリド(中性脂肪)値のほか、特定の肝酵素の上昇がみられることが医学誌「Archives of Dermatology」8月号掲載の研究で判明した。これら副作用は医師には知られていたが、過去の研究では影響がより小さいものとされていた。

 研究主任者の米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)臨床皮膚科助教授のLee T. Zane博士は「検査値の異常が必ずしも予後の悪化を示すものではなく、リスクについて大げさに取り上げるべきではない」と述べている。

 isotretinoinはにきび治療に高い効果を示す反面、妊娠中の使用による先天異常などの重大な副作用も認められている。現在の添付文書には、使用者の4分の1にトリグリセリド値上昇、15%に肝酵素の上昇が生じると記載されている。別の研究では、5〜18%にトリグリセリド値上昇、6〜32%に総コレステロール値の上昇がみられることが示されているが、過去の研究は今回の研究に比べ、サンプルサイズが大幅に小さいものだった。

 今回の研究では、1995〜2002年の間にisotretinoinを使用した13〜50歳の患者1万4000例を対象に、検査で異常値のみられた頻度を調べた。治療開始前の値が正常であった患者のうち、44%にトリグリセリド値の上昇、31%にコレステロール値、11%に肝酵素の上昇がみられた。ただし、この変化は一時的なもので、肝酵素に異常がみられた患者の92%、トリグリセリド値では80%、コレステロール値では79%が、薬剤使用中止後には正常な値に戻ったという。

 しかし、このことがメタボリックシンドロームのリスクをもたらす可能性もあると研究グループは警告している。検査で異常がみられた場合、医師は薬剤の使用を中止せずに、ダイエット、運動、スタチン系薬剤などによりコレステロール値やトリグリセリド値の管理を試みることが多いという。小児がこの薬剤を使用して検査値の異常を来たした場合、将来の冠動脈疾患リスクが増大するかどうかについては不明。しかし現時点では、「医師も患者もこれまで通りに注意に従えばよく、今回の研究結果で薬剤の安全性に対する認識が変わることはない」と専門家は述べている。

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 この副作用についてはそれほど重要視することはないでしょう。とはいっても妊婦さんの使用はやめたほうが良さそうです。このアキュテンという薬はアメリカのニキビ治療薬のようで、ネットの輸入で購入できますが、トライする前に日本の治療法を試したほうが良いでしょう。

 併せてこちらもどうぞ。

医学処 大人にきびの治療薬をライオンが開発


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posted by さじ at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚
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