2006年09月03日

県立淡路病院で抗生物質によるアナフィラキシーショック。賠償は4100万円

県立淡路病院 患者死亡、4100万円賠償

 兵庫県立淡路病院(洲本市)で抗生物質の投与を受け、直後に死亡した淡路島内の男性=当時(62)=の遺族らが「病院が適切な措置を怠った」として、県を相手に約六千百万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁の橋詰均裁判長は三十一日までに、県に約四千百万円の支払いを命じる判決を言い渡した。県は控訴せず、判決が確定した。

 判決によると、男性は二〇〇四年三月、前立腺がんの疑いで同病院に入院。患部の組織の一部を採取する検査に備え、抗生物質の点滴を受けたところ、直後にアレルギー反応による「アナフィラキシーショック」に陥り、三日後に死亡した。

 橋詰裁判長は「看護師がすぐに点滴を中止し、医師が処置すれば、患者の死は避けられた。看護師はアナフィラキシーの危険性の認識が十分ではなく、医師も容体の異変を知りながら病室に駆けつけなかった」として、原告側の訴えを認めた。

 中島英三・県病院局長は「裁判において県の主張が認められず、大変残念。判決内容を真摯に受け止め、今後いっそう医療安全対策の強化に努めたい」とコメントした。

 男性の妻は「同じような不幸が起きないよう、病院職員は緊張感をもって従事してほしい。そうでなければ、本当の勝訴にならない」と話している。判決確定を受け、遺族側は、県に謝罪や再発防止策の徹底を求める申し入れ書を提出した。県は「対応を検討中」としている。

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 アナフィラキシーショックは重要です。決して見逃してはならない疾患ではありますが、すぐに応急処置をすれば助かったであろうことも事実。容態の異変を知りながら駆けつけなかった医師は正直失格だと思います。至る所にアレルギーの危険性が潜んでいますので、細心の注意を。

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posted by さじ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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