徳島県赤十字血液センターなどが、献血者の確保に力を入れている。例年、八、九の両月に献血者数が減少するためで、徳島市の阿波踊り期間中に街頭キャンペーンをしたり、献血経験者にはがきを送ったりと、あの手この手で確保に努めている。
今夏は特にAB型が不足していて、センターは「皆さんの善意が尊い命を救う」と協力を呼び掛けている。
夏場の輸血用血液の不足に備え、センターなど関係機関は、献血推進月間の七月からキャンペーンを展開。徳島駅前で献血を呼び掛けたほか、広報車が県内を巡回した。阿波踊り初日の十二日に同駅前で行った街頭キャンペーンでは、大学生ボランティア約三十人が協力。通行人に声を掛け、近くのアミコ献血ルームで献血してもらった。
センターによると、毎年、梅雨明けする七月中旬から残暑の厳しい九月まで献血者数が落ち込む。二〇〇五年度の献血者数では、最も多かった四月の四千二十五人に対し、九月は三千百九十五人で約千人少なかった。八月は三千三百三十人だった。
夏場に献血が減る原因として、センターは▽夏バテなどで体力が低下する人が増える▽休みに入る事業所が多く、移動採血の回数が減る−などを挙げる。
今年も七月から献血者数が減り、八月に入ってO型とAB型が緊急時に余裕を持って対応できる適正在庫を割った。特にAB型は適正在庫の七割を下回ったため、八月初旬に他県から取り寄せた。
センターの小阪昌明所長は「せっかく献血に来てくれても、貧血などでできない人が多いのが最近の傾向。特に夏場は食生活に注意し、献血に協力してほしい」と話している。
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確かに夏場は、夏バテなどで自身の体調があまり良くないのでしょう。献血は余裕のあるときにするものですからね、8,9月に減るというのも頷けます。
AB型、O型が不足しているようなので、皆さん、献血所へ。特に徳島の人!
参考:平成18年度徳島県献血推進計画