処方薬の購入費を節約しようとする消費者が増える一方で、偽薬の流通量が増大している。
製薬会社ファイザーで偽薬の実態を調査する元連邦捜査局(FBI)職員のジョン・テリオ氏によると、偽薬は主にインターネット販売で出回っており、売れ筋のバイアグラ、リピトール(高脂血症用剤)、ノルバスク(血管拡張剤)の偽薬は作りも売り方も巧妙化している。偽薬による詐欺は世界的に広がっており、これに関連した健康被害の拡大も懸念されるという。
世界保健機関(WHO)は世界における今年の偽薬の販売高は400億ドル(約4兆6000億円)に達すると予測している。2010年には750億ドル規模になるとした別の調査報告もある。
ネット販売されている偽薬の大半は本物そっくりだが、テリオ氏は「消費者でも見分けられる場合もあるので、形や色に注意してもらいたい」と語る。パッケージの色や文字が薄い、注意書きが同封されていない、値段が安すぎる場合も同様で「何よりもまず、自分の薬をよく知ること」とアドバイスする。
カナダのオンライン医薬品販売最大手、オンライン・カナディアン・ファーマシーズのデービッド・マッケイ氏は「販売者の住所が明記されているかどうかを確認してもらいたい。販売許可番号が記されているとなおいい」と話している。
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よくもまあ、ネット購入なんて恐ろしいことができるもんだなぁと。何で作られているかわからない薬を、循環器系統の疾患持ちが使うなんて。
病院行って、適切な治療を受けましょう。幸い日本はトップクラスの医療サービスを行っている国ですから、安心して受診できますし。