2006年08月27日

毒きのこ「ニセクロハツ」の死亡事故。見分け方を覚えよう。

毒キノコ「ニセクロハツ」食べ、タクシー運転手死亡

 毒キノコ「ニセクロハツ」を誤って食べた宮崎県延岡市内のタクシー運転手の男性(58)が26日午前、多臓器不全で死亡した。

 延岡署などの調べでは、男性は24日朝、同僚2人と市内の行縢山に登り、食用の「クロハツ」と間違えてニセクロハツを採取。午後5時ごろ、自宅で煮付けにして3本ほど一人で食べた。約1時間後に嘔吐や下痢の症状を訴え、市内の病院に運ばれ治療を受けていた。

 ニセクロハツは夏から秋にかけて広葉樹林に生える。クロハツと色や形がよく似ているが、猛毒がある。クロハツは切断すると切り口が黒っぽく変色するが、ニセクロハツは黒くならないのが特徴。昨年8月には、愛知県豊橋市でニセクロハツを食べた男女2人が死亡している。

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 これがニセクロハツだ!

 毒は、ルスフェリン、ルスフェロール類などで、食後10〜15分で嘔吐・下痢などの胃腸系の症状が現れます。それから、痙攣や瞳孔が縮んだり、言語障害や意識喪失がおこり、心臓衰弱などで死亡することがあります。

 切断してみて、変色するかしないかを試してみるか、専門家の意見を聞くようにしましょう。かなり強い毒らしく、食べたら致命的とのことなので、自信がなければ食べないのが吉、です。
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posted by さじ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化
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