大腸検査の前に使用する下剤ピコスルファートナトリウム(成分名)で、因果関係が否定できない副作用として腸閉塞や腸管穿孔が2月までの約3年間で6例報告された。厚生労働省は、腸閉塞やその疑いがある患者らには禁忌とし、24日発行の医薬品・医療機器等安全性情報で注意を呼び掛けた。
この薬は便秘薬としても使用されている処方薬で、11社が11製品を発売。2005年度は推計で約500万人が使用、このうち約70万人は大腸検査前に使っている。副作用報告の6例はいずれも大腸検査前に投与されたケースで、便秘薬として使用する場合は投与量が約10分の1のため同様の副作用は報告されていない。
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