マラリアのワクチンの安全性を確かめるため、日本で健康な人を対象に臨床試験をし、安全性を確認したと、大阪大微生物病研究所の堀井俊宏教授(分子原虫学)が22日、発表した。
来年にもアフリカのウガンダで感染経験のある人を対象に試験をし、2008年に子どもを対象にした次の段階の試験で有効性を確認する。
日本での臨床試験は、茨城県つくば市の医療機関で成人男性40人が参加。3週間ごとに計3回ワクチンを投与し、投与された全員の体内でマラリアを発症しなくする抗体というタンパク質ができ、健康被害はなかったという。
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蚊が媒介するマラリア原虫によって発症する、マラリア。全世界で1年間に3億〜5億人の患者、150万人〜270万人の死者が出ているといわれています。ワクチンの効き目次第では、アフリカなどの熱帯地域に大きな貢献をもたらすことでしょう。
参考:マラリア
マラリア
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