愛媛大学プロテオ医学研究センターの田原康玄講師(遺伝学)らの研究グループは、高血圧のリスクを高める28種類の遺伝子を特定したと発表した。新薬の開発のほか、遺伝子の違いに合わせた予防や治療法の開発につながるという。英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。
欧米など海外の研究機関と共同で、国内外の約26万人を対象とした遺伝子解析を実施。患者とそうでない人との違いを調べた。
日本人を含む東アジア人では、28種類のうち9種類の遺伝子が関係していた。このうち4種が高リスク型だった場合、そうでない人に比べて、高血圧にかかるリスクが最大で2倍ほどあるという。
大規模な研究ですねぇ。
高血圧は、コントロールが大事です。予防が一番。なぜなら高血圧をほっておくと血管にダメージがあるからです。
遺伝子による差だとすると、遺伝子さえ特定できれば、より予防することが出来るでしょう。降圧薬の服薬コンプライアンスも上がるかも。