患者や家族らがつづった闘病記を病気別に探し出せる「闘病記ライブラリー」を、国立情報学研究所の高野明彦教授と市民団体が共同で作成し、インターネット上で公開している。
闘病記は、同じ病気に苦しむ患者が、治療法や病気に対する心構えなどを知るのに役立つが、題名だけでは、闘病記かどうか、どの病気に関する本なのかわからないことが多い。
図書館などに闘病記専用のコーナーを設ける活動を続けている「健康情報棚プロジェクト」(石井保志代表)にも、そうした不満が寄せられたことから、高野教授と同ライブラリーの整備を進めてきた。
同ライブラリー((http://toubyoki.info/))を開き、がん、脳、心、血液、小児など12テーマから一つ選択すると、子宮がんや白血病など57の病名が表示され、約700冊の闘病記が一覧できる。
背表紙のタイトルを選ぶと、目次や前書きのほか、要約や解説も見ることができ、著者がどんなことに悩み、なぜ闘病記を執筆したかなどがわかる。また選択した闘病記を所蔵する図書館も表示される。
石井さんは「どんどん冊数を増やしていくので、患者が医療情報を入手する手段として活用して欲しい。介護の体験記なども扱っていきたい」と話している。
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これは、良いですね。マイナスの面もそりゃあるでしょうが、プラスの面のほうが大きいのでは。恐怖症になってしまうより、勇気を得る手段として用いてほしいものです。