東日本大震災以降、岩手、宮城、福島3県の住民の6割が「熟睡できない」など、睡眠の問題を抱えていたことが31日、製薬会社ファイザーの調査で分かった。今も回復していない人もおり、専門家は「治療の必要な人も含まれている」と指摘している。
調査は全国4000人を対象にインターネットで実施。震災後、睡眠時に「途中で目が覚める」「寝付きに時間がかかる」などの問題が生じた人は全国で29.9%だったのに対し、3県では62.2%に達した。このうち40.7%は回復せずに、現在も問題を抱えていると回答した。
調査結果について、国立精神・神経医療研究センターの三島和夫医学博士(臨床睡眠学)は「ストレスが長期化すると、心理的な不眠から、体温上昇やホルモン分泌増加などによる生理的な不眠に慢性化する。心身に影響があるので、放置しないでほしい」と指摘している。
今でも現地では、精神科医によるケアが進んでいるようです。
特殊な環境においては、ストレスを強く受けることで不眠になり、その結果悪循環が生まれます。その連鎖を断ち切るために睡眠薬を使うのは別に恥ではありませんからね。