2006年08月09日

厚生労働省が健康保険証に臓器提供の意思表示欄を設ける

政管健保の保険証に臓器提供欄新設へ、ドナー増加期待

 厚生労働省は、臓器移植のドナー(提供者)を増やすため、来年1月以降に交付する政府管掌健康保険(政管健保)の保険証に、臓器提供の意思表示欄を設けることを決めた

 保険証の裏側に、心臓や肺、肝臓などの臓器名を印刷し、脳死や心臓停止となった場合に提供してもよい臓器に印をつけてもらう。提供はあくまでも任意である旨を明記し、印をつけた後に考えが変わった場合は新たな保険証を再交付する

 臓器提供の意思表示カードは、日本臓器移植ネットワークが行政機関の窓口などで配布しているが、普及率は10%程度に低迷している。政管健保は中小企業のサラリーマンとその家族ら約3600万人の加入者がおり、自営業者らの国民健康保険(約4700万人)、大企業のサラリーマンらが対象の組合管掌健康保険(約3000万人)と並んで加入者が多い。

 厚労省は政管健保の保険証に意思表示欄を設けることで、臓器移植に対する理解と協力が増えることを期待している。

 政管健保の保険証は2003年度以降、プラスチック製のクレジットカードサイズに順次切り替わり、加入者1人に1枚ずつ配布されるようになった。発行枚数は年数百万枚にのぼる。

 日本臓器移植ネットワークによると、健康保険証に臓器提供の意思表示欄を設ける取り組みは、すでに滋賀県内の国民健康保険や、キリンビール健康保険組合など一部企業組合が行っている

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 キリンビールGJ!

 厚生労働省も頑張ったと思う。脳死に関しては議論する能力がないからスルーしてるのかと思ったよ。

 一番良いのは免許証につけること。するかしないかの意思表示の欄を設けるだけなんだから、今すぐにつけてもよくない?議論する必要すらないよね。誰も反対しないだろうし。(脳死移植に反対の人は、提供しないという意思を表明する義務があると思います)

 この精度で少しでもドナーが増えるといいなぁ。救える命が救えない国はやめよう。海外に出て臓器を買うのもやめよう。やめられる国にしよう。

医学処 脳死による臓器移植47例目。心臓膵臓腎臓を移植
医学処 救える命が救えない。臓器移植改正法案がまたも審議延長
医学処 法整備が進んでいないため、外国人の臓器を高値で買い漁る日本人
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posted by さじ at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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