肥満の要因は食べすぎと運動不足だけではない―と3カ国、20人の研究者たちが別に10項目を挙げた。
(1)睡眠不足=食欲を制御するホルモンの分泌を狂わせるから
(2)食品、樹脂、殺虫剤などに含まれる人工の化学物質=体重を制御するホルモンの異常
(3)エアコン=カロリー消費を少なくする
(4)禁煙
(5)避妊薬、ステロイド・ホルモン、糖尿病治療薬、抗うつ剤、高・低血圧治療薬などの医薬品
(6)中年、アフリカ系女性、ヒスパニックなど年齢や人種による特性
(7)高齢出産
(8)遺伝
(9)多出産傾向のある肥満体質者
(10)肥満者同士の結婚―だ。
体重管理センターのネリー・ウィクソンさんは「消費エネルギー以上に食べれば太るという熱力学を無視してはいけない」という。
ロチェスター・ゼネラル病院のダニエル・ガルビン肥満症治療学教授は「家庭でのしつけ、うぬぼれ、肥満が多い環境、不健康な食品、ソフト・ドリンクなどの影響が大きい。食べる量を減らし運動を増やすのが改善の第一歩。やる気になれば必ずできる」と話す。
同学部のフラビア・ガスマノ教授は「忙しいことと運動量を混同している人が多い。ストレスや抑圧から逃れるために食べる習慣はやめなければならない」という。
(3)のエアコンについては、暑さや寒さの中で動く方が消費エネルギーは大きいということだが、皮肉にもエアコンを持てない低所得者層に肥満は多い。
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個人的にはやはり(1)と(8)と(10)が大きいかなあと。そして中でも改善できるのは(1)と(10)。意識さえあれば痩せることはできるんです。理屈ならべてやらないだけで自己管理の問題はありますね。
FBIでは太っている人を採用してくれないそうです。「ノースモーキング、ダイエット」は自己管理の基準ですから、それを守れない人は重要なポストにつけないよということなんでしょう。
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