2006年08月05日

蚊にさされないための総合知識

蚊に好かれないための心掛け…清潔と生活環境

 蚊に悩まされる季節。専門家によると、蚊は誰彼かまわず刺しているようにみえても、実は“好みのタイプ”があるという。それは、ビール好きで、太り気味、さらに汗っかきで色黒の人。まさにお父さん世代は蚊の格好の標的なのだ。そのうえ、家の周囲に蚊の発生源となる水たまりがあれば、もうアウト。だが、こうした蚊の習性や好む条件を逆手にとれば、蚊に刺されにくい生活ができるはず。夏本番、万全の対策を立てて、快適に過ごそう。

 「蚊が嫌い」だからこそ蚊の専門家になったという害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)の白井良和代表(37)によると「蚊が人を感知するのは、二酸化炭素、熱、水分、においなどです」。

 これらの分泌量が多いほど蚊が近づきやすくなるわけだ。また、蚊は色を識別できないため濃い色に近寄る傾向がある。これを身体的条件にあてはめると、「ビール好き、体温が高い、汗っかき」で、「体脂肪や皮脂分泌が多く、色黒」といった像が浮かび上がる。まさに、おじさんそのものではないか。

 「ビールを飲んだ後は、吐く息に二酸化炭素が増え、酒中の有機物のにおいが蚊を引き寄せてしまう」と同代表。体温の高さや肌のみずみずしさは「熱」「水分」にあたり、「汗っかきは、蚊が汗に含まれる乳酸などの化学物質を感じているのは確かです」(同代表)という。

 そのうえ、黒っぽい服を好み、ゴルフ焼けして色黒とくれば、蚊の標的にならないわけがない。ならば、この逆を心掛ければ蚊にさされにくくなるはず。同代表がすすめる対策は「顔を洗う、服をまめに着替えるなど、常に清潔にすること」。服装は肌の露出を避け、襟のあるシャツを着る。ズボンは厚めの生地で、ゆとりのあるデザインを選ぼう。

 「ダブっとした服装は生地と肌との間に空間があき、蚊が生地の上から刺そうとしても口針が届かない。色は黒や赤、青などの濃い色を避け、白や黄色にするのがいいでしょう」(同代表)

 一方、生活環境を整えるのも蚊対策には重要。肝心なのは、蚊の発生源である屋外の水たまりをなくすことだ。

 「車止めの廃タイヤにたまった水は捨て、バケツ、花立てはひっくり返す。植木鉢は受け皿に水たまりができるため、家の中に置きましょう」これを近隣と協力して実行すればさらに効果的で、「人の間に垣根はあっても、蚊に垣根はないからです」と白井代表。

 また、室内に蚊を入れない注意も大切だ。ドアは開けっぱなしにせず、出入りは素早く、入るときはドア付近をたたいて周囲の蚊を追い払う。網戸の破損箇所は修理し、すき間を作らないこと。

 万全の対策で、蚊が近寄らない暮らしを実現、快適な夏を過ごそう。

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 蚊の話をするだけで何だか痒くなってきました。蚊のさされやすい体質、さされにくい体質っていいますよね。あれは皮膚からの分泌物の違いなのでしょうか。自身も外も、清潔が基本ということで。

関連:医学処 蚊に刺されにくい人の身体から出ているにおいで虫除け剤を作る
   医学処 10円玉を水槽に入れておけば蚊の発生を抑制できる

白井良和(しらい・よしかず)
 害虫防除技術研究所代表、有限会社モストップ取締役社長。医学博士。昭和43年、京都市生まれ。37歳。平成6年、京都大学農学部農林生物学科卒業。8年、同大学大学院農学研究科修了。大手殺虫剤メーカー研究部を経て、13年3月、富山医科薬科大学大学院医学系研究科博士後期課程修了、害虫防除技術研究所を設立。15年、モストップ設立。著書に「蚊の対策がわかる蚊の教科書」(モストップ発行)。


■身近な3種類の蚊

 ★ヒトスジシマカ(ヤブカ、シマダラカ) 
 白黒のしま模様で、日中に竹やぶや山、庭などで人を刺す「屋外吸血性」。デング熱を媒介する。活発に動く気温は25〜33度。キャンプ、墓参、庭いじりや、洗濯物を干したり、近所で立ち話をする際も要注意

 ★アカイエカ 
 赤茶色で、日中から夜間に家の中に侵入する「屋内侵入性」。深夜から明け方に吸血。フィラリア症を媒介。20〜25度で活動

 ★チカイエカ 
 ビルやホテル、病院などの地下にあるマンホールの下の湧水槽や雑排水槽に棲む。昼夜問わず人を刺す。1年中活動し、春と秋が最も増える。冬に屋内で刺される場合も多い。適温は15〜20度

★国内より気にしたい海外旅行での対策
 大手旅行会社JTB(東京都品川区)によると、7月15日から8月31日の夏休み期間に海外旅行に出掛ける日本人は251万人。目的地によっては蚊対策が必要だ。白井代表は、「旅行先では日本よりヘビーな対策が必要」だという。

 まず、虫よけ成分「ディート」(DEET)の濃度が高い虫よけ剤を現地で買うこと。同代表は「日本ではディートの配合は12%までですが、海外では50%〜80%のものもある」と指摘。さらに、「予備として国産のディート12%配合の医薬品『ムヒの虫よけ ムシペール』(池田模範堂)の『α』『PS』などを携行するといい」。また、腰からぶら下げるタイプの蚊とり線香を持参する、長袖、長ズボンを持参することが必須だ。

蚊に刺されやすいのはこんなタイプ

【体質】
★ビール好き/ビールを飲むと、吐く息の中で二酸化炭素量が増加。酒中の有機物のにおいも手伝って蚊を引き寄せる
★太り気味/蚊は、肥満度を測る数値「BMI」が高い人や、体表面積、体積が大きい人が好み
★汗っかき/汗に含まれる乳酸などのにおいが原因
★体温が高い/「熱」は蚊をひきつけやすいポイントのひとつ。温水につけた腕の方が、氷水につけた腕より寄ってくる
★肌がみずみずしい/肌の適度な水分は蚊を誘う
★O型/血液型別実験では刺されやすい順にO、B、AB、A
★子供/新陳代謝が活発なうえ、半袖、半ズボン姿で蚊の多い場所へ行くことなどが原因

【部位】
★足/刺されやすいのは断トツで足。次いで手のひらや甲、顔の順。足はにおいの成分であるイソ吉草酸が原因
★露出度が高い/Tシャツや襟なしの半袖シャツだと首回りや腕などが無防備

【服 装】
★肌に密着したズボン/ズボンの生地が薄くて肌にフィットした状態だと、蚊の口針が皮膚まで届いてしまう
★濃い色/蚊は世界を白・黒の2色でみている。黒、青、赤など濃くて目立つ色に反応しやすい
★素足にサンダル/足が大好物の蚊にとって、格好の餌食


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posted by さじ at 21:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
香港に住んでいますが、現地人より日本人のほうが蚊に刺される確立が高い気がします。
みんな半そでを着てるので私も半そでで歩いていると、痒い痒いと行っているのは私だけ。
しかもこっちの痒みは非常にしつこく、数日〜数週間腫れと痒みがひきません。

こっちでは平熱が37℃とされているので、平熱36℃の私より高い。しかも私はお酒も飲みません。
私は太ってもいません。
なぜ私ばかりさされるのか疑問です。
それとも、さされた後の反応が香港人と私では違うだけなのでしょうか。。。
Posted by さんきち at 2007年02月19日 18:38
こんばんは。不思議ですね…何ででしょう。人種に拠るところが大きいんですかね。でも香港と日本じゃそんなに違いもないかなぁ…
Posted by さじ at 2007年02月20日 21:26
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